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2019 SUPER GT Rd.5 富士

2019年8月3日(土) ~ 4日(日)予選:天候/晴れ 路面/ドライ
決勝:天候/晴れ 路面/ドライ

長引いた梅雨が明けた8月最初の週末に、Super GT 2019第5戦 富士GT 500マイルレースが富士スピードウェイで開催された。今季最長距離となる500マイル(800km)を走る今回は、獲得ポイントも割増しとなり、ここまで思うようにポイントを重ねられていない つちやエンジニアリングHOPPY86MCは、シリーズチャンピオン奪還に向け、ジャンプアップを目指したい一戦だ。今回はスポットながら、2019 SUNOCOイメージガールの後藤佑紀も応援に駆けつけさせていただいた。

公式練習&予選

第3戦鈴鹿、第4戦タイで2連続ポールポジションを獲得した#25 HOPPY86MCは3戦連続ポールポジションに向け万全の態勢で第5戦に臨んだ。朝8時50分からの公式練習は気温30℃を超え、茹だるような暑さの中で行われた。つちやエンジニアリングは普段通りのルーチンで周回を重ねて予定を消化していく。唯一普段と異なったのは第3ドライバーとして登録された土屋武士選手がステアリングを握ったことであろう。公式予選のベストラップは、トップの#52埼玉トヨペットGBマークX MC。#25 HOPPY86MCも0.5秒差の6位で、十分に戦える手ごたえを感じた

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予選日以上の暑さとなった決勝日は、マシン、ドライバー、メカニックの全てが暑さとの戦いとなった。4回のピットインが義務付けられた今回のスタートを任されたのはエース松井選手。静岡県警先導によるパレードラン、フォーメーションラップに続くローリング・スタート方式で177周の決勝レースが始まった。見事なスタートを決めた松井選手は1コーナーでポール・スタートの #52マークX をパスするも3番手スタートの #360 GT-Rに先行を許し予選順位通りで周回を重ねる。最高速度が劣る#25 HOPPY86MCは、特に富士では他車の先行を許すのが常ながら、今回は様子が違う。#360 GT-Rを0.5秒差で追いかけ続け、12周目の1コーナーでついにトップに躍り出た。チームスタッフも驚く展開である。松井選手はそのままトップを守り、33周を終えたところでピットイン。給油と左側のタイヤ2本を交換し、第2スティントを佐藤選手に託した。

全車が1度目のピットインを終えた時点で、#25 HOPPY86MCは タイヤ無交換作戦の#52 MARK-X と10秒差の2位、佐藤選手も順調にラップを重ねる。そして77周目に2度目のピットイン。給油とドライバーチェンジを終え、タイヤ交換の段階でピットがざわつく。なんとエアジャッキのノズル差込口が変形して車両がリフトアップできない状態に。メカさん達の応急処置で急場を凌ぐも大きくタイムロスし、優勝戦線からの離脱を余儀なくされてしまった。その後は10位前後で周回を重ねる#25 HOPPY86MC。シリーズを考えると少しでもポイントを稼ぎたいつちやエンジニアリングは、138周目に最後のピット作業を終え、エース松井選手に最終スティントを託す。ところが140周目のダンロップコーナーで、バックマーカーと接触。そのままストップしてしまった。結果は完走扱いの26位。残念ながらポイントを獲得することは叶わなかった。

今シーズンも残り3戦となり苦戦を強いられているつちやエンジニアリングだが、今後は得意なサーキットが続くこともあり、土屋監督は残り全勝するぞ!と気合十分。 トップと28.5ポイント差は大きいが、 まだまだチャンスはある。


次回第6戦は、9月7日(土)、8日(日) に オートポリス で開催される。

引続き#25 HOPPY86MCの応援をよろしくお願いします。

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